イラク邦人殺害 香田さん追悼の「テンゴング」
イラク人質事件で犠牲になった香田証生さん(24)の出身地・福岡県直方市で14日、ボクサーを追悼する「テンゴング」が鳴らされる。香田さんは高校時代、同県遠賀町のジムで練習したことがあり、ボクシング大会の主催者が「同じ競技に汗を流した仲間だ」とゴングを鳴らすことにした。
大会は同県田川市の筑豊ジム(井上通文会長)が直方市体育館で開く。日本ライトフライ級2位、和田峯幸生選手(23)がタイの同級1位の選手を迎え撃つ10回戦など7試合が予定されている。
和田峯選手は直方市在住。土木会社で働きながら同ジムに通い15勝(11KO)2敗1分けと実績を積んできた。世界に2度挑戦した平仲信敏選手(故人)を育てた井上会長が「直方からチャンピオンを」と期待を込めて地元でのタイトルマッチの前哨戦を組んだ。
香田さんの事件を受け、選手が亡くなったり引退したときにゴングを10回たたくテンゴングを井上会長が提案、日本ボクシングコミッションも了承した。メーンイベントの和田峯選手の試合の前に、観客にも黙とうしてもらいゴングを鳴らす。
和田峯選手は「事件は残念でならない。ボクシングを志した人だし、年齢も近い。香田さんの分も頑張ろうと思う」と闘志を燃やす。
当日は元世界ライト級王者、ガッツ石松さんのチャリティーサイン会もある。問い合わせは筑豊ジム(0947・44・4769)。
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