食用キノコにない成分発見 金沢大、スギヒラタケ研究
腎機能障害のある人が食べたあと急性脳炎・脳症になる可能性が問題になっているスギヒラタケに、食用のキノコで見つかっていない種類の低分子化合物が含まれていることが30日、金沢大の太田富久教授(天然物化学)の研究で分かった。
この化合物を含む液体をマウスに注射した実験では、マウスに変化は現れなかったが、低分子の化合物は血管を通じて脳組織内に浸透できるため、太田教授らは分子構造の特定を進め、脳症との関連について研究をさらに続ける。
スギヒラタケをめぐっては、これまでに高分子化合物の成分にマウスの動物実験で毒性があることが静岡大教授らの研究で分かっているが、太田教授によると、高分子の成分は脳組織に浸透できないため脳症と直接の関係はないという。
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