最大で約110倍 改修宮城球場 広告看板料が高騰
プロ野球パ・リーグの東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地・県営宮城球場(仙台市宮城野区)で企業名をPRする場合の広告看板料が、現行に比べ最大で約110倍の金額になることが分かった。球場の大規模改修を進める楽天側が料金設定した。他球団並みの水準とされるが、一部の地元企業は「われわれにはとても手が届かない」と困惑している。
スポンサー獲得に向け楽天が仙台市内の企業に出した広告企画書によると、球団は球場広告と球場内での商品販売権、球団名やロゴの商標使用権、商品製造・販売権などをセットで売り出す。
広告看板はテレビ中継での露出度の違いなどによって、場所ごとの料金(1年契約)を設定。打者の後方で頻繁に画面に映るバックネットが6000万円、外野フェンスは3500万円、外野最上段1500万円、スコアボード周囲1000万円、内野フェンス600万円、内野最上段400万円、球場内通路100万円などとなっている。
球場以外では、ユニホームの袖とヘルメットの脇に企業名を入れるトップスポンサーも募集する。料金はそれぞれ年2億5000万円と2億円に設定した。
一方、現在の宮城球場の広告看板料(1年契約)は県立都市公園条例で定められており、外野フェンス約32万円、外野最上段約30万円、内野最上段約22万円、スコアボード約54万―62万円など。新球場の料金は約110―20倍となる計算だ。
各球団とも広告契約料を公表していないが、甲子園球場などに広告看板を出している企業によると、「楽天の価格はほぼ他球団並み」という。首都圏のある球団も「われわれとほぼ同じ。商標使用権などがセットの分、割安感もある」と話す。
現球場に広告看板を出している地元大手企業は「年間2、3試合しかプロ野球の試合がない今と比べると、露出が格段に増え広告効果も高い。単純に高いとは言えないし、商標使用権の使いようによってはメリットも多い」と理解を示す。
これに対し、現球場のスポンサーでもある地元老舗企業は「高すぎて地元で広告を出す企業がどれだけあるか。全国展開の一流企業しか見ないで、地元からかわいがられないような球団では駄目」と苦言を呈する。
楽天は「他球団を参考に決めており、うちがことさら高いという認識はない」(グループ広報)と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041203-00000007-khk-toh