国際石油と帝石統合 来年4月、開発競争力を強化
石油開発で国内最大手の国際石油開発と同三位の帝国石油は五日、株式移転によって来年四月三日付で共同持ち株会社を設立し、経営統合すると発表した。事業規模を拡大し、国際市場での競争力強化を狙う。
原油価格が歴史的な高値水準にあるなかで、エネルギー資源の獲得競争は世界規模で激化している。しかし、日本勢は欧米の国際石油資本(メジャー)や中国企業などに比べて資金力で劣っており、両社は経営統合によって厳しさを増す国際間での競争に備える。
持ち株会社の名称は「国際石油開発帝石ホールディングス」。株式移転比率は国際石油開発一に対して、帝石は〇・〇〇一四四。国際石油開発株式一株に対して持ち株会社株式一株を、帝石株式一株には持ち株会社株式〇・〇〇一四四株をそれぞれ割り当てる。
持ち株会社の会長、社長には国際石油開発の松尾邦彦会長、黒田直樹社長がそれぞれ就任、帝石の磯野啓会長、椙岡雅俊社長は代表取締役に就任する。
当初は共同持ち株会社の傘下に国際石油開発、帝国石油が入るが、平成二十年六月には共同持ち株会社と、国際石油開発、帝石が合併し、事業持ち株会社に移行する計画だ。
国際石油開発は、政府系の石油開発会社が前身で、インドネシアなど海外石油資源の開発が主力。一方、帝国石油は国内の天然ガスやパイプライン運営が中核で、アフリカや南米などで石油開発も手掛けている。事業の重複が少なく、統合のメリットは大きいと判断している。
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