硬貨残高が最低の伸び率 電子マネーの普及背景か
日銀が5日発表した昨年12月の硬貨の流通残高は、前年同月比0・3%増の4兆4859億円となり、1971年の調査開始以来、伸び率が最も低くなった。
電子マネーの急速な普及により、コンビニなどの店頭で釣り銭を受け取る必要がなくなり、硬貨を使う機会が減っていることが背景にあるとみられる。硬貨の流通残高は05年3月に2・0%増となった後、伸び率の鈍化傾向が続いている。
電子マネーは、ICカードなどに貨幣情報を読み込ませ、現金を使わずに決済する仕組み。JR東日本の「Suica(スイカ)」や、ソニー系の「Edy(エディ)」などが先行。NTTドコモも、携帯電話での決済サービスを始めるなど取引規模が拡大している。
日銀によると、昨年12月の紙幣(日銀券)の発行高は1・9%増の76兆3121億円と、2カ月ぶりに伸び率が前月を上回った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060105-00000059-kyodo-bus_all